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買取の予備知識

運送業から副業でリサイクルショップを開業してみませんか?

トラックの輸送密度向上や倉庫の空きスペースを有効活用をしたい運送会社様を探しています!

既存の設備と人員を生かし、フランチャイズのような形式で無店舗型リサイクルショップをやってみませんか?

個人事業主の軽運送事業者様など、比較的小規模業者様でも副業のような感覚で始めることができます。

当店では一緒に業務をやっていただく提携業者様を探しています。

トラックと倉庫を使うという意味で運送業とリサイクルショップは隣接業種だと考えています。このページでは運送会社さんにフォーカスを当てて説明させていただきます。

無店舗型リサイクルショップって何?

まず、無店舗型リサイクルショップとは何ぞや?と感じる方もいらっしゃるかと思います。単純に、来店用の店舗が有るのか無いのかだけの違いなのですが、経営するとなると大きく仕組みが異なります

店舗型と無店舗型の経営面の特徴を簡単な表にまとめてみました。

店舗型 無店舗型
初期投資 500万円~ 100万円~
来店が前提。ある程度の内装や駐車場を整える必要がある。
陳列用の在庫や什器も必要。
初月から高コスト体質なので、それを補う広告費活動が必要。
ボロボロの倉庫でもOK。
売るだけの在庫があればOK。
商圏 半径10km程度 全国
看板やチラシなどのアナログ媒体に依存しており、商圏が狭い。 インターネットでの拡散が前提となっており、商圏が広い。
売上 立てにくい 立てやすい
店舗だけで体制を維持するのは、よほどじゃない限り厳しい。 商圏が全国なので、出品すれば基本的には売れる。
粗利率 高い 低い
比較対象が無いので粗利率は高めに取れる。
買取やすく粗利の取れる衣類や家具などもネットよりは売りやすい。
型番商品が主な商材となるため、比較される。
工夫しないと粗利は低くなる。
雇用 数名必要 最初は必要無し
配達や出張買取など、外の業務もあるので、店員が必要。
雇った店員も生産性向上は難しい。
来店が前提ではないので、最初は1人で始めることができる。
最終利益 残しにくい 残しやすい
そもそも損益分岐点が極めて高い。
黒字転換に時間がかかる。もしくはできない。
低い固定費からスタートできるので、
地に足を付けていれば大体利益は出せる。

こんな感じで、低リスクではじめることができるのが、無店舗型リサイクルショップです。

5つのメリット。

5つのメリット。

運送業から無店舗型リサイクルショップへの参入には5つのメリットがあると考えました。まずは良い話から聞いてください。笑

隙間の時間で売上を作れます。

本業の隙間の時間で行う1日1件の買取でも売上は作れます。御社の本業に合わせて買取案件を繋げることができます。

取り組む案件が多ければ多いほど売上が上がりますし、本業が忙しい場合は絞ることもできます。

少ない初期投資。

既存の車両や倉庫の設備、既存のドライバーを活用しての業務となります。

最初から多額の投資をする必要がございません

拡大できると思った段階で新たな投資を考えることができます。

副業の感覚ですぐ取り組める。

都道府県の古物商許可証を取得して、数日間の研修で一通りの流れはつかめます。

古物商許可証は申請してから1ヶ月から~2ヶ月で発行されます。許可証が発行されればすぐに業務開始可能です。

設備や人に投資をしないでスタートする前提なので、手軽な副業のような感覚でスタートできます。初期投資をほとんどしませんので、儲からないと思ったらすぐに撤退もできます。

多くのノウハウは要さない。

リサイクルショップの買取業務と言えば、『目利き』が必要と感じる方も多いと思いいますが、『目利き』が不要な商材も多くございます。Google先生が何でも教えてくれる時代でもありますからね…。

時々出現する難易度の高い査定に関しては全力でサポートいたします。今はLINEなどの便利なツールが多いですからね!

引越し業務など運送業務も獲得できます。

買取業務は引越しや事務所、店舗移転の際にご依頼をいただくことも多くございます。

買取業務から運送の仕事へ繋げることも可能です。2~4月の引越し繁忙期は熱い案件に巡り合えるかもしれません!

3つのリスク。

3つのリスク。

当然ではございますが、商売にはリスクもつきものです。

様々な経験を基にリスクは最小限に抑えるよう努力しますが、どうしても3つのリスクが伴います。

在庫を抱える。

小売業の宿命ではございますが、在庫を抱える必要があり、多少、資金繰りを考える必要があります。

ただし、他の小売業と異なり、仕入額をコントロールできたり、価格面の競争力があります。

また、買取時は売れるモノには値段を付けますが、売れないモノには値段を付けません。そういった意味で、他の小売業よりは低リスクと言えるでしょう。

キャッシュアウトが先。

仕入が発生するに伴い、先にキャッシュアウトが発生します。一般消費者が仕入先になる場合が多いので、掛けは原則できません。

最初の軍資金、倉庫スペースにもよりますが、余裕があれば粗利率を重視した方法、余裕が少なければ現金化を重視した方法をご提案させていただきます。

買取価格の下限は弊社基準に合わせていただく。

安く買って高く売るのが商売の基本ではありますが、買取業務は特に相手あっての商売という特色が強い商売です。

対法人であればある程度ビジネスライクな感じで取引は進むのですが、対個人だとなかなかWin-Winの感情は生まれにくい取引というのが正直なところです…。

それでも一定の顧客満足度は達成してきたいと考えていますので、買取価格の下限は弊社の基準に合わせていただきます。それでも平均すると原価率は30~40%程度になりますので、突出して高いわけではございません。

買取価格の下限は案件を失注しないためのラインという基準でもあり、機会喪失を防ぐという意味合いもございます。

どんな業務なの?

どんな業務なの?

主な業務は買取と販売です。いたって単純です。

弊社が提供した買取案件を主に出張買取にて遂行していただき、そこで仕入れた商品をインターネットなどで販売するという業務です。

買取業務

リサイクルショップを運営するにあたり、一番重要な要素は買取です。つまり仕入ですね。

商売するにあたり、販売に注力する場面が多いと思いますが、リサイクルショップは逆です。

買取が発生してはじめて商売が成り立つ。これがリサイクルショップです。

リサイクルショップの運営会社は常に買取の依頼を多く集めるかに集中しています。弊社も同じです。ここが大きな参入障壁となります。

買取の依頼を受けることができれば、売上が伸びますし、依頼がなければ売上が減ります。

この買取依頼を提供いたしますというのが、業務提携の大きな趣旨であります。

最も重要なポイントである買取案件に関しては提供しますが、販売はある程度自由にどうぞ!という部分が、フランチャイズのようでフランチャイズとは言い切れない部分です。

というよりも、私自身、フランチャイズという言葉に嫌悪感を抱いており、あまり使いたくないんです…。

出張買取

弊社は出張買取をメインに買取案件の集客を行っております。

お客様から依頼をいただいた案件に訪問していただきます。テレアポや叩きの営業で獲得する案件は一切ありません。全てインバウンドの案件なので、安心してお取引ができます。

店頭買取

近隣のお客様が売りたいモノを持ってきてくれます。

ちょっとしたテクニックを使い近隣の住民に周知させていただきます。

販売

仕入れた商品は販売する必要がありますよね?中古品は価格面で非常に競争力が高く、買取ほど、初期段階では注力する必要がありません。

そういった意味で販売に関しては助言はしますが、こうしてください!という指示はありません。

ネット販売

初期投資が少ない無店舗型を推奨していますので、ネット販売がメインとなります。

ヤフオクでの販売からスタートすることをお勧めします。

ある程度慣れてきた段階で、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなど販路を広げていけば粗利率も高まります。

効率的なシステムを提供することも可能ですので、パソコン操作が苦手な方も心配しないでください

古物市場

ネット販売が不向きな商品や倉庫容量の問題、早めの現金化が必要な場合はそれぞれの地域にある古物市場を利用します。

大体の場合、週に1度開催されており、開催翌日に現金化することが可能です。

どんな準備が必要なの?

どんな準備が必要なの?

今回は運送会社さんにフォーカスした提案なので、古物商許可証以外は既存に所有しているとは思いますが、念のため記載させていただきます。

古物商許可証

都道府県が発行している古物商許可証を取得していただく必要がございます。

古物商の許可が取れない人に該当しなけれ19,000円支払うことにより必ず取得できます。

倉庫

在庫を抱えることになりますので、倉庫が必要です。

個人事業主で100万円程度の売上を目指すのであればアパートの一室でも構いませんし、会社の事業としてやるにしても最初は20~30坪くらいあれば全然OKだと思います。

車両

出張買取がメインになりますので、車両は必須となります。

2tトラック

平車はNGですが、アルミバンか幌がついていればOKです。

重量物が出てくる場合もあるので、パワーゲート搭載だと最高です。

2tトラックはあれば便利ですが、無い場合はレンタカーでも構わないと思います。弊社も創業1年目は軽トラとレンタカーで粘りました。

軽トラ

軽トラはかなり使えます。高速料金や税金が安いだけではなく、荷台にタイヤハウスのせり上がりが無いため、運転席の上まで荷台がある軽トラであればハイエース以上の積載能力を誇ります。

弊社も2tトラック4台と軽トラ2台の二刀流で日々活動しています。

少量の買取で街中を走る際は軽トラ、物量が多い場合や1日中走る際は2tトラックと使い分けています。

一般貨物事業者でも点呼を取らなくていいのも魅力。直行直帰も合法的にできちゃいます。

パソコン・インターネット環境

スマホで何でもできる時代になってきていますが、パソコンがあった方が確実に作業効率が高まります。

できれば、デスクトップパソコンをトリプルディスプレイで使っていただくと非常に効率的かと思います。

少々の軍資金

主に買取資金となります。地域によってどの程度の依頼が来るか、また、どの程度の案件をこなしたいかによって変わってきます。

下に収益をシミュレーションしましたので、参考にしてみてください。

収益見込

収益見込

収益見込みをざっくりと計算してみました。現状に合わせてどこを目指すべきなのか考えてみてください。

初期投資を多くするのは禁物です。現有の経営資源でどこまでできるかやってみましょう

開始から半年後に目指す売上規模によって最初の運転資金が変わってきます。参考までに計算してみましたので、懐事情と相談してみてください。

いきなり仕事がある状態からのスタートとなりますので、思いのほか初期費用は掛からないかと思います。

月商100万円

個人事業主の軽運送事業者が1人で目指せる月商です。

よほど現在の仕事が忙しくない限り、実質、半月分程度の労力でこなせる仕事量だと思います。現在の業務と並走さるのが好ましいと思います。

大きめの案件が入ってきた場合はスポットで友達や家族に手伝ってもらう感じになります。

人を雇って運送会社が取り組むと赤字になります。

勘定科目 額面(円) 備考
売上高 1,000,000 年商12,000,000円ペース
売上原価 350,000 35%と試算。
売上総損益 650,000 いわゆる、粗利益。
地代家賃 50,000 雨風が凌げれば、最悪ボロボロのアパートでもOK。
広告宣伝費 100,000 弊社にお支払いいただく手数料。
対売上費10%と試算。(成果報酬)
車両費 45,000 1件の出張コストが1,500円で、30件出張した試算。
販売手数料 100,000 ヤフオクなどに支払う手数料。対売上費10%と試算。
発送コスト 100,000 商品を発送する費用。対売上費10%と試算。
販管費合計 395,000 かかったコストの合計。
損益 255,000 月間の予想損益。
年間損益 3,060,000 年間の予想損益。

個人事業主が前提なので、給与手当部分を除外しています。

上記表はあくまでも損益計算書なので、実質のキャッシュの動きとは差異があります。在庫を売切った状態での損益、年間損益部分が増える収入とお考え下さいませ。

なお、弊社は開業初月で月商100万円は突破しております。

初期運転資金目安:80万円

月商200万円

6~10人の運送会社であれば新たに人を採用せずに目指せる月商です。

勤務形態が過度なブラック状態でなければ、既存のドライバーとパートのおばちゃん、社長自らのオペレーションで目指せます。

軽トラでもできる商売なので、中型免許のドライバーは物量が多い時だけ活用したりもできます。というよりも、点呼を取るのが面倒なので、一般貨物を持っている事業者様は軽トラを積極的に使った方がいいかもしれないです。

勘定科目 額面(円) 備考
売上高 2,000,000 年商24,000,000円ペース
売上原価 700,000 35%と試算。
売上総損益 1,300,000 いわゆる、粗利益。
給与手当 300,000 月給30万円のドライバー0.5人と、
月10万円のアルバイト1.5人と試算。
地代家賃 80,000 坪単価4,000円で20坪と試算。
広告宣伝費 200,000 弊社にお支払いいただく手数料。
対売上費10%と試算。(成果報酬)
車両費 90,000 1件の出張コストが1,500円で、60件出張した試算。
販売手数料 200,000 ヤフオクなどに支払う手数料。対売上費10%と試算。
発送コスト 200,000 商品を発送する費用。対売上費10%と試算。
販管費合計 1,070,000 かかったコストの合計。
損益 230,000 月間の予想損益。
年間損益 2,760,000 年間の予想損益。

月間の収益は230,000円と試算しましたが、仮に倉庫に遊休スペースがあったり、ドライバーをより有効に使えるようになった場合どうでしょう?

地代家賃や給与手当は削減できない固定費なので、月間230,000円の利益以上の効果があるのではないでしょうか?

そして、このドライバー不足の時代、仕事量が一時的に減ったからといって、今日は休んでいいよ?なんてドライバーに言えないですよね…。

少し多めにドライバーが在籍している状態がどこの会社も理想だと思います。閑散期はリサイクルに取り組み、繁忙期は本業に集中なんて調整もできます。

月商200万だと、まだ本業の補助的な立ち位置となります。

なお、弊社は開業2か月目で月商200万円は突破しております。

初期運転資金目安:150万円

月商500万円

専属で数人のスタッフを配置しなければ目指せない月商です。本格的な事業化ですね。30~50人程度の従業員を抱えていれば新たな採用なしで担当者を充てられるのではないでしょうか?

人口100万人以上の都市圏であれば無店舗でも目指せなくはない月商です。

弊社も最大限努力はいたしますが、独自のマーケティングもある程度必要になってきます。

勘定科目 額面(円) 備考
売上高 5,000,000 年商60,000,000円ペース
売上原価 1,750,000 35%と試算。
売上総損益 3,250,000 いわゆる、粗利益。
給与手当 750,000 月給30万円のドライバー1.5人と、
月10万円のアルバイト3人と試算。
地代家賃 160,000 坪単価4,000円で40坪と試算。
広告宣伝費 500,000 弊社にお支払いいただく手数料。
対売上費10%と試算。(成果報酬)
車両費 270,000 1件の出張コストが1,500円で、180件出張した試算。
販売手数料 500,000 ヤフオクなどに支払う手数料。対売上費10%と試算。
発送コスト 500,000 商品を発送する費用。対売上費10%と試算。
販管費合計 2,680,000 かかったコストの合計。
損益 570,000 月間の予想損益。
年間損益 6,840,000 年間の予想損益。

ここまで売上を伸ばせると、年商1億もあっという間に突破できると思います。収益の当てにもなってくるのではないでしょうか?

ちなみに、環境省調査によると2015年、国内のリユースの市場規模は3兆1千億円だそうです。市場規模は14兆円の運送業には及びませんが、隙間産業的な動きでもまだまだ伸びしろがありそうです。

なお、弊社は開業7か月目で月商500万円は突破しております。

不慣れがゆえの不要な出費、若さゆえの不要な交際費などがかさみ、大した利益は出せていませんでしたが…。

30歳を機にキャバクラは卒業しています。場末のスナックが一番ですね!笑

初期運転資金目安:300万円

利益が出るなら自社でやれば?という疑問。

利益が出るなら自社でやれば?という疑問。

なぜ、利益が出る試算なのに自社でやらないの?と思う方も多いかと思います。

それには深いわけがあるのです…。ただ周囲を巻き込んで儲けようと思っているという単純な話ではないんです…。これはちょっと長くなるので、別の機会にお話ししたいと思います。

ただ、S社のフランチャイズ契約やD社のサブリース契約などのオーナーから搾取したり、リスクを押し付けるような意図のご提案ではございませんので、ご安心くださいませ。

まとめ

ここまで長々と書かせていただきましたが、まとめさせていただきます。

  • 1. 運送業とリサイクルは使用する設備、人員に親和性がある。
  • 2. 低リスクでで売上拡大、設備、雇用の最適化を図れる。
  • 3. 市場規模が大きく、数億円の売上を作ることも可能。

興味がある方はお気軽にご連絡下さいませ!

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