先日、同業者が集まる「オフ会」に参加してきました。
私自身色々と勉強になることが多かったのですが、逆に周りの方々に関心を持っていただいたのが、当店ならではの解体が伴うものや物凄い量の商品を一括で買い取ることができる、という点だったと思います。錯覚でないことを祈ります。
さて、リサイクルショップでは、扱う商品によっては特定の道具が必要となる場合があります。
当記事では、我々が必携と考える「買取専門店の七つ道具」のご紹介をしていきたいと思います。
今回は解体に欠かせない工具類を中心に解説して参ります。
当コラムは今後リサイクルショップ・買取業を開業する予定または検討中の方や、扱う商材を増やしたいと考えている同業者様に向けた内容となります。
もし、電動工具などを手放したいとお考えの方は、よろしければこちらの記事をご覧ください。
当記事でご紹介する道具は以下になります。皆様のご参考になれば幸いです。
- インパクトドライバー
- ハンドドライバー
- スパナ・レンチ
- モンキーレンチ
- インテリアバール
- ラジオペンチ
- メジャー
目次
買取専門店の七つ道具①インパクトドライバー
工具といえばインパクトドライバーですよね。
物置やトレーニング機器などを解体する際の必需品です。
当店スタッフはマキタ信者しかいないので同社製一択ですが、ハイコーキやデウォルト製などもおすすめです。
また、バッテリー電圧は14.4Vまたは18Vあれば十分です。
36Vや40Vはまず使う場面がないので、そこまでのコストをかけなくて大丈夫です。
バッテリーは予備で最低2つくらい持っておくとよいでしょう。
ビットも色々持っておくと安心です。
プラスマイナス、ソケット、六角、木工ドリルあたりがあれば大体の現場に対応できます。
余談ですが、当店ではインパクトドライバーの買取も強化しております。
こちらの記事で詳細を解説しております。
買取専門店の七つ道具②ハンドドライバー
手回しのドライバーはボールグリップタイプだとかなり使いやすいです!
特にマイナスドライバーは何かをこじ開けたりするときに重宝しますね。
私は写真のVESSEL製限定カラーモデルを愛用しておりますが、KTCなどの国産メーカー品もおすすめです。
家で使うなら廉価なもので十分ですが、現場に持っていくならある程度の強度があるものを選びましょう。
あまり安っぽいものを使うといざというときに壊れます。マジです。
ちなみにドライバー派生でラチェットドライバーも持っておくと便利ですよ。
写真のSK11製ラチェットドライバーは先端のビットを取り換えられるようになっているので、六角ネジを回す際にも重宝しています。
インパクトドライバーで繊細な作業をしたら壊れますからね。
高いですがよりクオリティを求めるならKTC製とかもいいかもしれませんね。
買取専門店の七つ道具③スパナ・レンチ
スパナ・レンチ系の工具は様々なものがありますが、私は写真のような左右同サイズのスパナとリングレンチを併せ持つコンビネーションレンチを好んで使います。
もっぱら、インパクトドライバーでビスを外す際、反対側が別のナットで固定されているときに、片方を押さえつけるのに使用します。
パワーラックやサンドバッグ、ぶら下がり健康器の解体時に必須となりますので、8~21㎜はなるべく持っておいた方がいいでしょう。
特に上記のようなトレーニング機器類は、10、13、17、19、21㎜のどれかを使うことが多いです。
セットで売ってるものを購入すると一本当たりの単価も抑えられますよ!
私は現状はアストロプロダクツ製の物を使用しておりますが、そろそろ買い換えの時かもしれません…。
買取専門店の七つ道具④モンキーレンチ
私もこの仕事をやっていて初めて知ったのですが、電動工具より手回し工具の方が力がかかりやすいそうです。
インパクトドライバーやスパナではどうにもならないナットを回す場面ではこのモンキーレンチが大活躍してくれます。
エアコンのポンプダウン時や、水栓を捻ったりするときに役に立ちますね。
30~40mmくらい開口するものを持っておけば大丈夫です。
私はSK11マニアなので虹色に光るモンキーレンチを愛用してますが、1000円くらいで売ってるものでも十分使えますので、あまりコストをかけすぎなくてもいいかもしれません。
買取専門店の七つ道具⑤インテリアバール
内装バールとも呼ばれるこの小型のバールは、玄関ドアの枠を外すときや、シャワールームの壁を剥がす際など、てこの原理で相当な力をかける作業時に重宝します。
ドアホンをバコっ!と外す時も使えます(マイナスドライバーの方がいい時もありますが)。
住宅設備系の買取現場では必須アイテムとなりますので、そういうのも買い取るなら一本は持っておいた方がいいでしょう。
私は断然SK11派ですが、土牛産業とか角利、高儀製などでもいいと思います。
買取専門店の七つ道具⑥ラジオペンチ
買取屋が何故ペンチ??
そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、物置やガレージの外側のビスはほとんどがビスキャップで覆われており、意外としっかりくっついてるので、これを取り除くのにペンチがないとかなり辛いことになるのです。
バネが入っているかも重要なポイントです。
握ってない時は開いた状態になっているとかなり使いやすくなりますね。
私はやはり(?)SK11製のものを愛用しております。
ここまで藤原産業が好きだと回しものかと思われるかもしれませんね。
違いますけど、実際ここまでコスパと品質を両立しているメーカーはあまりないと思います。
本社の広報の方に今後の展望とか色々聞いてみたいものです。
買取専門店の七つ道具⑦メジャー
メジャーなんて100均で十分でしょ?
そう思っていた時期が私にもありました、、
しかしそれは大きな勘違いでして、少しお金をかけると格段に性能が上がるので、多少高価なものを買っても損のない代物です。
物置やサーフボードなど、サイズを調べても出てこないものは結構あるので、意外と使用頻度の高い道具です。
「これ、トラックの荷台に入るかな・・・?」
といった場面でもすぐに確認できるので、出張買取時は常に持ち歩いた方がいいですね、
ポイントはメジャーの硬さです。
大きな商品のサイズを計るに空中で折れにくいものを選ぶとよいでしょう。
当店ではタジマ製のものをよく使いますが、割と高いのでSK11やアストロプロダクツ製などのちょっと廉価なものでもいいと思います。
まとめ:工具は多く持っておいて損なし!
いかがでしょうか?
今回ご紹介した道具を導入することで、皆様の買取業務が少しでも円滑に進めば幸いです。
今後もたくさんの便利ツールをご紹介していく予定です!
道具集めに凝り出すと本当に止まらなくなるので、散財には十分ご注意ください…!